院長コラム

食事を見直す「ミルク神話」編

2010年3月6日

今回は「ミルク神話」についてお話しします。
胃潰瘍や十二指腸潰瘍になったとき、牛乳を飲んでいませんか。
牛乳は胃壁を守るから積極的に飲むべきだとする風潮があります。パンフレットにも書いてあります。でも実は牛乳に含まれるカルシウムが胃酸の分泌を促進させてしまうため、潰瘍の治癒が遅れるのです。
消化性潰瘍のとき牛乳は飲んではならないのです。乳糖不耐症といって、牛乳に含まれる乳糖を分解できない人がいます。日本人の実に70%がそうです。
分解できない乳糖や蛋白質が身体に入ると、この異物を排除する仕組が働きだします。リンパ球が攻撃をしかけるのです。アレルギーが悪化する要因となります。ですからアレルギー疾患の患者さん(アレルギー性鼻炎、アトピー性皮膚炎、喘息、慢性関節リウマチ、過敏性大腸炎など)は牛乳を絶つべきです。乳製品一般(牛乳、バター、ヨーグルト、チーズ、マーガリン、マヨネーズ)も口にしてはいけません。
これらのアレルギー疾患のない人でも、できるかぎり乳製品を避けた方が賢明です。日本で育った発酵食品として、ミソ、納豆、ぬかづけの3品があります。日本の風土にあった食物としてこの3品を常に食べるようにしましょう。
牛乳はダイオキシンに汚染されています。この点もとても気になります。
ほとんどの牛乳は高温(140度)で殺菌処理されています。蛋白質が変性してしまっています。牛乳というより汚染された白い液体と言えるかもしれない状態です。
「さよならミルク」です。