院長コラム

食事を見直す「カルシウム神話」編

2010年4月8日

今回からカルシウム神話についてお話しします。
『骨を丈夫にするには、カルシウムを多くとればいい』それならカルシウムが多く含まれているとされる『牛乳を飲もう』という迷信があります。
それにしても日本では『カルシウム、カルシウム』と騒ぎ過ぎではないかという気がします。
『牛乳神話』でお話ししたように、米食文化に牛乳は必要ありません。
そうすると『カルシウムは何からとればいいんでしょうか』という質問が必ずあります。カルシウムさえとれば健康になるとさえ考えている人々を多くみかけます。
私たちが健全な生命活動を営むためには、少なくとも数十種類のミネラルが必要です。 どれもが同じように大切であり、カルシウムだけが大切なわけではありません。
女性は閉経後に女性ホルモンが減少し、骨からカルシウムが抜けだし骨粗鬆症になりやすいので牛乳をたくさん飲んだ方がいいという迷信、老人は骨がもろくなりやすいので牛乳を飲んだ方がいいという迷信はなぜ生まれたのでしょうか。
いわゆる健康食品の御三家といわれるものがあります。ビタミンCとE、カルシウムです。これらは原料が入手しやすく、安価で、企業にとって利幅が大きいのです。
カルシウムやビタミンCなどはあまりにも経済的理由が優先し過ぎているのではないでしょうか。栄養学的理由がみあたらないのです。冷静に判断しなければなりません。