院長コラム

食事を見直す「アルカリ神話」編

2011年8月4日

今回は「アルカリ神話」についてお話しします。

アルカリ食品が身体によいとかアルカリ飲料水がよいという神話がはびこっています。

なぜアルカリ食品が身体によいのでしょうか?
ではなぜ酸性食品は身体に悪いのでしょうか?

以前、栄養学ではアルカリ食品、酸性食品という分類がありました。
現在はそのような分類はありません。

食品を燃焼させて灰にしたときに、その灰の中にナトリウム、カルシウム、
マグネシウムを多く含む食品をアルカリ性食品と呼び、灰の中に、リンやイオウ、
塩素が多く含まれる場合に酸性食品と呼ばれています。数十種類もあるミネラルの中の
ほんの数種類だけとりあげて、酸性食品、アルカリ食品といっていたのです。

構成成分の一部のみをとりあげて食品分類することに意味があるのでしょうか。
食品の良し悪しを決定する因子ではありません。
同じようにナトリウムとカリウムだけを比べて、ナトリウムを多く含む食品を陽性食品、
カリウムを多く含む食品を陰性食品と呼ぶ人もいます。これはもっと極端な例です。

これらの食品分類は今後とも使用されることはありません。

「アルカリ食品」という表示にだまされないで下さい。