院長コラム

食事を見直す「乳酸菌神話」編

2011年8月30日

今回は「乳酸菌神話」についてお話しします。

高温多湿の気温、湿度は微生物の発育に適しているため、
日本では古くから多くの醗酵食品が発達してきました。
カビ、酵母、細菌を利用した食品は世界一なのです。

納豆、みそ、しょう油、日本酒、焼酎、かつを節、
漬物、米酢、甘酒、みりん、などです。

日本の風土に合った素晴らしい食べ物です。

日本ではチーズやヨーグルトは育ちませんでした。
西欧の寒冷乾燥した気侯の食品なのです。

また日本人は、乳糖分解酵素やガラクトース代謝酵素を
大多数の人々が持っていないため、牛製品を常用する事が
ありませんでした。

以前お話ししましたが、お米はほぼ完全食品です。
唯一、必須アミノ酸であるリジンが不足しています。
リジンを多く含む食品は大豆です。ただし大豆は消化
しにくい食品なのです。

それで大豆を消化しやすいように醗酵させて利用しました。
納豆、みそ、しょう油です。ごはんとみそ汁の組合せは
そういう意味があるのです。

さらに自分の家で漬けた漬物があれば最高の取り合わせです。
(スーパーの漬物は、醗酵させていない浸し物がほとんどです)
これらの醗酵食品には動脈硬化や癌を予防する力があります。
積極的に取りましょう。