院長コラム

食事を見直す「脂肪量摂取の増加」編

2012年11月20日

寝たきりになる原因の第2位は、骨粗鬆症に由来する骨折です。
第1位は脳卒中です。
骨折の原因となる骨粗鬆症の増加は、まず人口の高齢化です。
次に、食生活の変化があり、さらに運動不足が加わります。
最も目立つ食生活の変化は、脂肪量摂取の増加です。
一つは、獣肉(牛豚羊肉)摂取量の増加があります。
獣肉は、体内で代謝されて、最終的に、有機酸になります。
有機酸はマイナスの電価を帯びている分子なので、これを中和するために、血中のカルシウムイオン(2価の陽イオン)が結合します。
血中から減少したカルシウムイオンは、骨より溶けだし、その不足分を補います。カルシウムの90%以上は、骨に貯えられており、血中のカルシウムを一定の濃度に保っています。
獣肉を必要以上に多く摂取すると、骨がだんだんもろくなってきます。
食生活でもう一つ大きく変化したものがあります。炒物、揚物、ホットプレート料理の増加です。
食物油は酸化されやすく、熱を加えると、飽和脂肪酸に変化してしまいます。野菜の天ぷら、野菜炒め、フライドポテトなどは、野菜ではなく飽和脂肪酸を多く含む獣肉を食べたのと同じ結果になってしまいます。
煮物、蒸し物、焼き物中心にしましょう。
車社会になり、電気製品に囲まれる生活になり、運動量の低下が加速されています。
一日30分のウォーキングを、週5日以上行なうのがベストです。
膝や腰が痛く歩きにくい時や、雨や台風などのときは、せめて立ってテレビを見るなどの努力が必要です。