院長コラム

食事を見直す「ナンバ歩き」編

2012年12月7日

今回は、運動療法「ナンバ歩き」のお話しです。
世界陸上で銅メダルを取った男子200米走の末続慎吾選手が、レース後のインタビューでナンバ走りについて語りました。「右足が前に出るときに、右上体を前に出す。」
上体をねじらない走りで、余分なエネルギーの消費を抑え、後半の安定した走りにつながったのです。
日本の伝統芸能や古武道に、ナンバ歩きが見られます。
能や歌舞伎の動き、日本舞踊、盆踊りもナンバ歩きです。
相撲、剣道の足の運びはナンバです。江戸時代の飛脚やかごかきもナンバでした。
着物がナンバ歩きに合います。
水田耕作が始まったころ、足がはまり込まないように、田ゲタが生まれました。
ナンバゲタと呼ばれていました。右手右足が同時に前に出ることになります。
農耕民族の歩き方から発している様です。
足先から着地する歩き方で、すり足歩行になります。
前傾姿勢になり、前に倒れる前に足をすり足で移動させます。
手はふりません。腰を回転させない2軸歩行です。腰痛予防になります。
右手右足が同時に動くとき左脳が働き、左手左足が動くときは右脳が働きます。
右脳左脳が交互に働き、左右脳の分離が可能となります。これがボケ防止になるのです。
リラックスするとき出現するα波という脳波が増加します。
後ろ歩きすると自然とナンバ歩きになります。
そのまま前へ進めば、スムーズなナンバ歩きが出来ます。
竹馬をイメージして歩いてもうまくゆきます。
ナンバ歩きは、「歩く座禅」であるといわれます。
人間と他の動物の差は、言語と二足歩行です。
二足歩行することで咽頭の位置が下がり言語を発することが出来るようになりました。
二足歩行で歩き続けることで人間になるのです。