よくある質問

Q.入院するとリハビリができるようになったと聞きましたが、概要を教えて下さい?

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Q.糖尿病以外の病気でも診てもらえるのですか?

地域の皆さまの内科領域の病気治療にも幅広く対応しています。
特に、待ち時間を利用して当日検査を行い、各種血液検査などの検査結果をその場でご報告し、当日の診断・診療に反映させています。
また、糖尿病においては、強化インスリン療法とDPP-4阻害薬で「すい臓を保護する糖尿病治療」を実践しており、呼吸器・アレルギー内科では、例えば喘息における吸入薬を中心とする治療薬での良好なコントロールの達成を目指すなど、各分野において専門性の追求を行っています。

Q.すい臓にやさしい治療とはどういう意味ですか?

「すい臓にやさしい」治療法とは、すい臓を保護し、休ませることですい臓の機能回復を図る治療の考え方のことです。
すい臓の分泌機能が健常者の30%以上残っていれば、インクレチン関連薬を使ってすい臓にインスリン分泌を促し、これに食事療法と運動療法を加えて血糖値をコントロールします。インクレチンは血糖値が高いときにのみ働くので、低血糖を起こしにくく、すい臓のβ細胞の増殖を促す作用もあります。分泌機能が30%以下の場合は、毎食前にインスリン注射(強化インスリン療法)を行って血糖値を確実に下げ、その間すい臓を休ませます。こうすることで、疲労したすい臓が自己回復に向かいだします。当院では約半数以上の例でインスリン注射からの離脱に成功しています。
反対に、「すい臓にきびしい」考え方の治療法とは、血糖降下薬(SU剤)を使って、むりやりインスリンを分泌させる治療法のことです。弱ったすい臓にムチを打ち続けるようなもので、すい臓はさらに弱り、やがてすい臓の大半が破壊されてしまいます。

Q.インスリン産生指数とは何ですか?

「食直後にすい臓からインスリンを分泌する力」を表す指数です。
この指数が0.4以上あれば健康者、以下なら糖尿病です。このようにインスリン産生指数はその人の糖尿病の進行の状態や治療方針を示す大切な数値で、糖負荷テストによって求められます。

Q.インスリン抵抗性とはどういう意味?

インスリン抵抗性とは、体内にインスリンがあっても血糖値が下がりにくい状態のことを説明する考え方で、原因としては、肥満、過食、運動不足、ストレスなど、生活習慣の偏りが挙げられています。糖尿病の予防や治療のためには、これ等の生活習慣の改善がなにより大切です。

Q.SU剤の二次無効について知りたいのですが

ダオニールやグリミクロンなどSU剤と呼ばれる血糖降下薬は、現在糖尿病治療に最も多く使われています。しかしこれ等はすい臓を刺激してインスリンを分泌させる薬なので、4,5年もするとすい臓が疲弊してインスリンを分泌しなくなり、高血糖になります。これをSU剤の2次無効といいます。そうなれば直ちにインスリン治療に切り替えなければなりません。なお当院ではすい臓保護のためにSU剤は使っていません。

Q.合併症にはどんなものがありますか

網膜症、神経障害、腎障害の三つが以前から3大合併症と言われてきましたが、現在は最も重要な合併症は動脈硬化だということがわかっています。つまり糖尿病は脳卒中や心筋梗塞の最悪の原因なのです。

Q.超速効型インスリン注射と持続性のインスリン注射について

超速効型インスリンは注射後すぐに効果が現れ、そして3時間前後で効果がなくなるタイプのインスリンです。そのため注射は食事の直前でよく、また次の食事が多少遅れても低血糖になりません。強化インスリン療法では、1日3回各食直前に超速効型を注射して健常人と同じインスリンパターンを作り出し、血糖をコントロールします。
持効型インスリンは注射後24時間一定の効果が続きますので、特に夜間の血糖コントロールに有効です。糖尿病が進行して朝食前の血糖が高くなったときは、眠前に持効型を追加注射します。

Q.すい臓ベータ細胞の働きとは?

ベータ細胞はインスリンを分泌する細胞です。そして1日中均一に分泌されるのが基礎分泌、食後に分泌されるのが追加分泌です。追加分泌に2種類あって、食直後(30分以内)の分泌を初期追加分泌、それ以後の分泌を後期追加分泌と呼びます。初期追加分泌の低下は糖尿病の進行状態を反映します。さらに詳しく

Q.糖負荷試験はどんな検査で、いくらかかりますか?

糖尿病は、自覚症状のない病気です。糖尿病がかなり進んだ段階になっても、あるいは様々な合併症が始まっていても、症状に気づくことは多くありません。会社などの健康診断で朝の空腹時の血糖値に異常が見つかり、糖負荷試験を病院で受けるように言われた人も多いかと思いますが、糖尿病かどうかを最終的に判断する検査が糖負荷試験です。また、糖尿病と診断された時に病気がどこまで進んでいるか、どういう性質のものかを知るために行います。朝食前にブドウ糖を75グラム飲み、飲む前と30分後、60分後、120分後と4回採血し、血糖とインスリンとを測定します。それらの数値から糖尿病の分類、インスリン産生指数(上記初期分泌の指数)、後期分泌、基礎分泌、インスリン抵抗性等、糖尿病の診断、治療に必要なデータが一括して得られます。当院では糖尿病の初診時、また入院された場合は入院時と退院時に糖負荷血糖インスリンテストを実施します。
費用は3割負担として、2,760円(初診・再診料等は別)となります。

Q.糖負荷試験の判定基準について説明してください

もし、糖尿病だった場合、糖負荷試験でブドウ糖液を飲んだ後に上った血糖値はなかなか下がりません。2時間経った段階で血糖値が200mg/dlを越えれば糖尿病型です。正常型であれば、早朝空腹時血糖が110mg/dl未満、かつ2時間値140mg/dl未満です。糖尿病型にも正常型にも属さないものを境界型としています。

Q.独自分類(糖尿病新分類)について説明してください

現在世界中で採用されている糖尿病の分類方式は血糖値に基づいて、正常型、境界型、糖尿病 型に分ける3分類法です。しかし当院ではインスリン分泌能を加えた分類がより本質的で精密だと考え、糖負荷2時間血糖値の3段階とインスリン産生指数の3 段階とを縦軸と横軸に組み合わせた9分類法を考案しました。これによると正常段階から糖尿病に到るまでの道筋が、日本人に多い低インスリン経路か、欧米人に多い高インスリン経路かをまず知ることができ、次いで糖尿病の進行の度合が血糖値よりも正確にわかります。同程度の高血糖でもインスリン療法が是非必要 か、または食事療法と運動療法だけでよいか、という治療方針が立てやすくなります。

Q.糖毒性とはどんな意味ですか?

ブドウ糖の持つ毒性という意味です。ブドウ糖はエネルギー源として大切な物質ですが、一方では身体に対して毒作用があります。まず蛋白質と結合してその蛋白質を駄目にしてしまいます。そのため高血糖が続くと体中の組織の老化を早め、また色々な臓器に合併症を起こします。また高血糖はすい臓にたいして強い毒性を発揮します。すい臓のベータ細胞の中に大量のブドウ糖が入るとエネルギーが大量発生し、同時に活性酸素も大量発生します。ベータ細胞は活性酸素を中和する酵素を持たないので、細胞は次第に破壊され、数少なくなっていきます。血糖コントロールはこの糖毒性の被害を極力減らすことが目的です。