院長コラム

食事を見直す「癌の成因」編

2012年10月22日

日本人の死因の第1位は癌です。その癌の成因は、まだ、ほとんど解明されていませんが、遺伝子因子の組合せの結果であることは間違いありません。その両者の割合は、私論ですが、環境因子が80%であると思っています。いろんな環境因子の中でも、毎日の食事や口にする物の内容が大部分を占めていると思います。

一九九七年に発表された世界がん研究基金の報告による大規模臨床試験の結果では、確実に癌のリスクを上昇させるものは限られていますし。塩漬魚により、鼻咽頭癌になりやすく、アルコールにより肝臓癌、口腔癌、食道癌が増加し、肥満により子宮体癌が増え、喫煙により、口腔癌、食道癌、肺癌、膵癌が増えます。叉、確実に癌のリスクを低下させるものとして、野菜の摂取により、口腔癌、食道癌、肺癌、胃癌、大腸癌が抑制され、冷蔵庫の使用により(減塩効果)、胃癌が低下します。

トムヤンクンに癌の予防効果がある、緑茶が胃癌を予防する、かんきつ類が発がん抑制する。ビールに抗がん効果がある、バナナが体脂肪を燃やし癌細胞を抑制する、ブロッコリーが癌を予防する、などは、新聞やテレビの発表であり、証明されていません。
話半分に聞き流し、実行にうつしてはいけません。意外と証明された事実は少ないのです。