院長コラム

食事を見直す「トランス脂肪酸」編

2012年12月7日

今回は、トランス脂肪酸についてお話しします。
米国は2006年に、トランス脂肪酸を2年後に、国内で廃止すると発表しました。主にファーストフード店に対して、トランス脂肪酸を含む食品、フライドチキン、フライドポテトの廃止を通告しました。米国での心血管イベントである心筋梗塞や狭心症、あるいは悪性新生物(がん)が減少しないからです。
合成脂肪酸であるトランス脂肪酸は、主に食物油から出来ています。食物油は液状です。それを固めるために、水素を添加して、トランス脂肪酸として固形化します。それがマーガリンであり、植物ショートニングです。バターは飽和脂肪酸であり、動脈硬化疾患や、癌の原因として広く知れ渡っています。トランス脂肪酸は、さらに健康に悪い最悪の脂です。植物ショートニングを使ったクッキー、ビスケット、などのスナック菓子は避けましょう。トランス脂肪酸はパンにも含まれています。表の表示ではなく、食品成分が記載されている裏の表示をよく見て下さい。
日本にはごはんという素晴らしい主食があります。パンにバター、マーガリン、チーズ、ヨーグルト、ミルクという朝食をやめて、ごはんと、具だくさんのみそ汁にして下さい。おかずは毎回なくてもよいものです。食事とは、ごはんとみそ汁があれば成立します。おかずはあってもなくてもよいのです。毎日がお祭りの食事をしていては、いずれ病気になってしまいます。晴れの日と、ケの日を分けましょう。